研究業績

日本放射線腫瘍学会部会学術大会で言及した小線源治療部会第18回学術大会のランチョンセミナー3の演者、岡本圭生（滋賀医科大学　前立腺癌小線源治療学講座）及び田中宣道（奈良県立医科大学　泌尿器科）の研究業績に関して調べた。大学により情報の提供の方法が少し異なる。そのことに関して以下に記述する。

その前に当サイトで紹介している二人の論文、発表を示す。

田中宣道
・小線源単独と併用の副作用比較で紹介した
Periodical assessment of genitourinary and gastrointestinal toxicity in patients who underwent prostate low-dose-rate brachytherapy. Radiat Oncol. 2013 Jan
・治療法比較で示した
The biochemical recurrence-free rate in patients who underwent prostate low-dose-rate brachytherapy, using two different definitions. Radiat Oncol. 2014 May
・治療後の排尿症状で紹介した
IPSSを用いた排尿症状改善からみた至適根治治療法選択泌尿器外科 27(8): 1301-1304 2014

岡本圭生
・高リスクに対する小線源治療で示した
高リスク限局性前立腺癌に対するトリモダリティー治療による高線量照射の検討前立腺腫瘍/放射線治療3,一般演題口演,第99回日本泌尿器科学会総会)

田中宣道氏の所属する奈良県立医科大学より検索してみる。
教員情報検索で名前の"宣道"を入力する。
宣道の検索結果
著書、論文、研究発表に分けて情報が表示されている。さらに、著書は学術雑誌大学・研究所紀要、その他に分けられている。上記の3つの論文は学術雑誌に分類されている。研究発表は学会発表、講演、その他に分類されている。

第29回日本泌尿器内視鏡学会でのディベート4の「前立腺癌の治療　－小線源 vs 外照射 vs 手術」に興味ひかれた。「その他」に分類されている。ランチョンセミナー3も研究発表の「その他」に分類されるだろう。

更にレポジトリへのリンクもされている。

岡本圭生氏の所属する滋賀医科大学
滋賀医科大学研究情報データベースシステムに同様に"圭生"と入力する。
圭生の検索結果
 Shiga University of Medical Science Repository の"圭生"の検索結果

奈良県立医科大学のように教員情報検索で学会発表の情報も含めての情報をみいだすことができないので、学会発表に関しては学科の以下のページで名前でページ内検索をするしかない。
年代別　学会発表 | 滋賀医科大学泌尿器科学講座
一般演題他の識別はされている。

「滋賀医科大学における前立腺癌ヨウ素125密封小線源療法のリスク別治療成績．第102回日本泌尿器学会総会（神戸）2014.4. 」という表題で2014年の学会で小線源治療の治療成績は発表されている。今まで、滋賀医科大は小線源治療の成績に関する論文をまだみていないと書いてきたが、学会での発表はあったようだ。ただし、Google Scholar で検索してもみつからないので、その内容を確認することはできない。なお、第102回日本泌尿器学会総会のページもリンクがきれている。

同様に「滋賀医科大学における前立腺癌ヨウ素126密封小線源療法のリスク別治療成績．第52回癌治療学会学術集会（横浜）2014.8.」が存在する。

2016/05/28