奈良県立医科大関連の初期治療
研究業績で調べた奈良県立医科大学の田中宣道氏の論文の業績の詳細をみてみる。34のTanaka N et al. BMC Cancer. 2013 Dec 10;13:588.に興味ひかれる。
奈良県立医科大学病院の23関連病院での前立腺がんが最初にどのような治療が行われたか、2004年から2006年（前期）と2007年から2009年（後期）の間に診断された患者で比較したものである。患者の総計は4752人である。
ホルモン治療の割合は前期で50%、後期で40%であり、放射線治療の割合は、前期で14%、後期で24%だった。手術は2つの期間（30%）で同様だった。
これは田中氏の講演、前立腺がん治療を考える上で大切なことでは上記の期間に加え、2010年から2012年に関しても言及している。手術の割合は変わらないが、ホルモン治療が減り、放射線治療が増えている。
この傾向は変わらないと思われるが、「とりあえず、ホルモン」というのは徐々に減ったが、「やっぱり、手術」はそう簡単には減らないといことだろう。
2016/05/31