2015年がん統計予測

がん情報サービスに以下の前書きともに2015年のがん統計予測が掲載されている。

日本のがん統計は、罹患データは4～5年、死亡データは1～2年遅れて公表されています。諸外国では、これらの遅れを数学的な手法で補正して、現時点でのがん統計を予測する試み（短期予測）が実施されています。

男性のがんの罹患数で胃がんの90,800を抜いて、前立腺がんは98,400となり、トップになるだろうということだ。2014年では75,400で第3位だった。なお、予測がん死亡数は肺がん(55,300)がトップで前立腺がん(12,200)は6位とのことだ。

国立がん研究センターがん対策情報センター：がん・統計白書2012−データに基づくがん対策のために（篠原出版新社）によると、2020年には罹患数ががんの中で最多となるとの予想（参照)であったが、2020年に至らずとも急速に罹患数が増えていくだろうとの予測である。

増えた理由としてはPSA検査の普及だと思われる。

2015/05/15