サルベージ放射線治療

京都大学の溝脇氏の手術後のサルベージ放射線治療の論文、J Radiat Res. 2015 Jul;56(4):750-6full text の概要を紹介する。

日本放射線腫瘍学研究グループ(JROSG)の研究グループに属する病院に対する調査によるものであり、手術後救済放射線療法(salvage radiotherapy (S-RT))のみを実施した患者が対象である。2005年1月と2007年12月の間にS-RTを受けた患者であり、38病院での371人に対してサルベージ放射線治療単独の186人が対象となった。
5年PSA非再発率
50.1% (95%信頼区間 = 42.8-57.9%)

PSAが0.3以下で開始した場合は57.5%であり、PSAが0.3より大きい値で開始した場合は40.5%だった。

手術とS-RTとの間の中央値は18.6カ月であった。

2015/05/11