正月の曲

去年の紅白は最後まで久しぶりにみてしまった。もちろん伍代夏子の歌は消音にしてきかなかった。桑田の「ピースとハイライト」、歌詞の内容は別として肺がんの原因となるタバコの銘柄の名前を題名にしていることはいただけないと思ったのはガンサバイバーゆえの感想か。

大晦日に準備していたplaylistを聴く。曲は以下のとおり。

  1. Nirvana - Smells Like Teen Spirit
  2. Sonic Youth - Washing Machine
  3. Brian Eno & David Byrne - America Is Waiting
  4. The Beatles - Helter Skelter
  5. John Lennon - Give Peace A Chance

Nirvanaの"Smells Like Teen Spirit"の繰り返し
Hello, hello, hello, how low
に鳥肌立つ。ただし、"low"という単語に去年PSA非再発率に関して論文を読みすぎたせいか、"low risk"という単語を連想し、そのこと自体何ともなあという気がする。Sonic Youthの"Washing Machine"の後半部のノイズギターがすばらしい。まさしく新年に相応しい。Helter Skelterは優等生のhard rockであり、魅力あり、一昨年のポールの日本公演の演奏を思い起こす。Johnの"Give Peace A Chance"、平和を希求し、そのこと自体のいささかの無意味さを感じながらも何か意味のあることはないかと思う世を斜めにみる私らしくない新年の感想だった。

これらの曲をきいた後はClaudio Abbado指揮 London Symphony Orchetra の "Mozart, Symphony No. 41 in C major, K. 551, 'Jupiter'"の第4楽章を流す。今年はいい年であることを祈念する。

榛葉健さんは「紅白歌合戦」テレビマンのしたたかさ＞サザンオールスターズを出演させ「ピ－スとハイライト」を選曲した快挙で以下のように書いている。

誰が選曲したのかは分からない。とはいえ、バンド、テレビマンなど現場の熱きカウンターパンチが十分見て取れる。

ただ、桑田自身はそんなに真面目に政治的メッセージをのせているとは思えない。パロディーとしてのピース。　（2014/01/05追記）

2015/01/01