泌尿器外科
医学図書出版株式会社の発行する医学誌、泌尿器外科を知ったのは以下の経緯である。
掲示板に日本赤十字社長崎原爆病院の鶴崎俊文氏の論文に関する投稿を2015年2月9日に行った。それに対して武内氏は2015年210日の投稿にこう書いている。
眞さんに披露していただいた論文ですが、おそらく根が手術好きの先生だと思うのですが、広範囲リンパ節郭清こそ腕の発揮どころと思って、それで従来の手術を上回る結果が出たという論文を発表されるケースはよくありますね。 患者にやさしい低浸襲治療というイメージからは、個人的にはどうもとっつきにくいとこがあるのですが、手術好きの先生は、そのあたりの患者心理にはさほど関心はないようです。
この投稿に対して私は2015年2月11日の投稿で「従来の手術を上回る結果が出たという論文を発表されるケースはよくありますね」ということに対して「具体的な論文名を教えてください。URLも書いていただくと、探す手間がはぶけます。」という質問をした。それに対し、武内氏は2015年2月11日の投稿で「根治性向上を目指した拡大手術 -現状と考察-」（藤元博行）のPSA非再発率の図を写真で撮ったものを掲載した。
藤元氏の論文の掲載誌が分からなかったので、検索し、2015年2月11日の投稿で私は次のように書いた。
泌尿器外科 24巻 2号に掲載されていますね。有料ですので、中身の確認はしません。
後に確認したところ、メディカルオンラインは医療関係者のための医療情報の総合Webサイトであり、「原則として一般の方は登録致しませんのでご了承下さい」と書かれている。更に、医学図書出版株式会社の2011年2月号（Vol.24 No.2）のページをみると「ハイリスク前立腺癌に対する手術治療戦略」という特集であり、定価：本体2,900円＋税である。
医学図書出版株式会社バックナンバーをつらつらながめ、更にメディカルオンラインのバックナンバー：泌尿器外科で確認し、以下の二号が特に興味ひかれた。
公益財団法人前立腺研究財団が毎年実施している前立腺シンポジウムの記録である。更に検索し、泌尿器外科 Ｖｏｌ．２７Ｎｏ．８（２０１４年８月）|電子書籍サイト【Digital e-hon】に至る。徳島大学大学院医歯薬学研究部 泌尿器科学分野のページに記載されているPSA非再発率に関して書かれているかと思い、徳島大学の福森知治氏の「限局性前立腺がんに対するI-125密封小線源療法のPSA再発予測因子の検討」をみてみる。要旨には「PSA再発に関係する因子を把握することが重要で，本稿では文献的に考察を加える。」ということで、求めるものは記載されていないと思った。
DIGITAL e-honではバックナンバーは2015年は5月号までしか現在は公表されていない。後、3か月ほどしないと8月号の要旨を確認することはできないというわけだ。
第31回前立腺シンポジウムは群馬大学の鈴木和浩氏を運営委員長として、12月12日 (土)、13日 (日)に開催される。12月13日の臨床部門に関しては以下のように書かれている。
前立腺がんの転移・再燃の適切なマネージメントは、予後に直結するため、非常に重要ですが、確立されていないことが多く、難しい分野です。再燃がんの定義と責任病変の診断、再燃がんの適切な治療のタイミングと治療方法、転移がんの正確な転移部位診断、転移がんの初期治療戦略と去勢抵抗性がんの新規治療薬を含めたマネージメントなど、幅広い研究演題について、口演・ポスターによる発表が行われます。
2015/11/23