ホルモン療法による思考障害

ヘルスデージャパン医療ニュースに前立腺がんのホルモン療法が思考障害をもたらすという記事が掲載されていた。Moffitt Cancer CenterのBrian D. Gonzalez氏の論文を紹介したものだ。

前立腺がん治療としてホルモン療法を受ける男性では、6カ月以内に精神機能の低下がみられ、少なくとも1年以上持続する場合があることが、新たな研究で示唆された。このリスクは、特定の遺伝子変異をもつ男性で特に高かったという。

元々抑うつ気味の私はそれがホルモン療法が原因かどうか分からない。俳句で書いた治療計画CTを受けた日の何ともいえない日常より離れているという感覚は薬のせいかどうかは何ともいえない。

Anthony D'Amico 氏は今回の研究は小規模（前立腺摘出術を受けた患者84人が対象）であるため、さらに検証を重ねる必要があると指摘していると書かれているが、「以前の研究で長期のホルモン療法による数学的能力への影響が認められた例」に少し関心がある。

いずれにしろ、6か月以上ホルモン治療を受け、今も足の毛は元に戻っていない状況なので、はてさて、精神は元の状態に戻っただろうか。テストステロンによる男性らしさは今後の人生にそう意味ないと自身納得させる。

2015/07/22