カナダ（Ontario）Pathway Map
ブログのエビデンスという記事を書く際に日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科 勝俣 範之 氏の動画、がん治療の真実 勝俣 範之を参照した。
この中でがん診療ガイドラインの種類ということで各国のガイドラインのURLを紹介していた。その中で、Cancer Care Ontario（カナダがんグループ）の下記のURLにアクセスしてみた。
http://www.cancercare.on.ca/index_standards.htm
リンクエラーとなりアクセス不可だった。そこで、top ページCCOよりProstate Cancer Pathway Map - CCOに至る。Pathways - CCOに以下のように書かれている。
pathwaysは、がんシステムと医療提供者と管理者を含む医学界の利害関係者のために意図されています。
Prostate Cancer Diagnosis Pathway Mapをみてみる。
リスク分類はD'Amicoのリスク分類によるもので以下のように定義されている。
低リスク 以下のすべて
・ PSA < 10ng/mL
・ Gleason score 6 以下
・ T1-T2a
中間リスク 以下のいずれか
・ PSA 10ng/mL – 20ng/mL
・ Gleason score 7
・ T2b
高リスク 以下のいずれか
・ PSA > 20ng/mL
・ Gleason score 8 以上
・ T2c-3a
Prostate Cancer Treatment Pathway Mapをみる。
治療法は以下のとおり
低リスク
Active surveillanc
手術
外照射
小線源
中間リスク
手術 標準骨盤リンパ節郭清
小線源
外照射
小線源と外照射併用
高リスク
手術 標準骨盤リンパ節郭清
ネオアジュバントホルモン療法 → 外照射 → アジュバントホルモン療法
選択肢が少なく、特に高リスクに関しては治療法の選択に迷うことはあまりないかと思う。
2016/07/01