青木学氏の論文__PCTRFのデータより追記
Prostate Cancer Treatment Research FoundationでCompare Prostate Cancer Treatments - High Risk | PCTRFのページに掲載されていて、当サイトで載っていない論文を別途調べると書いた。2つの論文を確認した。
その内のひとつは番号#127のJpn J Clin Oncol 2012;42(6):541-47であるが、主に調べてきた放射線治療ではないのでここでは省略する。
もうひとつは番号、#6のJ Radiat Res. 2014;55(3):527-32である。
#6を少しみてみる。慈恵医大の青木学氏を筆頭筆者とする論文であり、2005年5月から2008年11月の間の高リスク前立腺癌がん患者(D'Amico分類)123名を対象とした論文である。
5年PSA非再発率
全患者 84.3%
高線量群(49人)92.9%
低線量群(74人)72.4%
低線量群は初めに実施されたものであり、HDRはまず、5Gy 6時間をあけて6Gyで計11Gyで治療、高線量群は2日間で9Gyを2回、計18Gyで治療するものであった。
組み合わされた3D-CRTは、低線量群では45Gy(3Gy / fx)、高線量群では40Gy(2.5Gy / fx)の総線量だった。
PCTRFの図には高リスクでは50人以上が掲載基準なので、高線量群の値は載っていなくて低線量群の72.4%だけが載っている。
以下2017/03/02に追記
#127 の論文に記載された10年PSA非再発率 48.5% を含む情報を治療法比較3に追記した。
2017/02/20