福森氏の論文_徳島大学の小線源治療
一般社団法人 日本癌治療学会の第54回日本癌治療学会学術集会で発表された徳島大学の福森知治氏の高リスク限局性前立腺癌に対するI-125密封小線源療法の治療成績を読んだ。
徳島大学の治療成績には関心があり、仙崎氏の論文に書いた。見出した論文には何年PSA非再発率ということは書かれていなかった。今回の発表では明示されていた。
2004年7月から2016年3月に治療を受けた95人の高リスクの患者が対象である。
4年PSA非再発率 84.1%
患者特性は以下のとおりである。
Gleason score
6以下 7人（7%）
7 15人（16%）
8以上 73人（77%）
病期
T1c 54人（57%）
T2a 9人（9%）
T2b 17人（18%）
T2c 13人（14%）
T3a 2人（2%）
ブログで高リスクに対する小線源治療の患者比較(論文による）と題して今まで調べた論文による比較をしてみた。徳島大のデータを追加しても、滋賀医科大が高リスクの患者の対応が極めて多いことは変わらない。
2017/05/10