前立腺がん治療全国ランキング
週刊朝日2018/3/9号に手術数全国ランキング最新トップ40という記事が掲載されていて前立腺がんについても一覧表が載せられていた。表の表題は「前立腺がん治療全国ランキング」である。データに関して以下のように説明がされている。
表の見方
がん診療連携拠点病院と日本泌尿器科学会認定施設1245病院を対象に調査した。2016年1年間の前立腺がん手術（前立腺全摘術）と、放射線治療（根治目的）の総数で並べた。前立腺がんの内訳として、腹腔鏡手術数とロボット手術数を記した。小切開手術は、開腹手術として数えた。放射線治療の内訳として外照射、低線量（小線源）、高線量（HDR）併用療法の治療数を記した。
日本の治療法の割合で2013年治療実績についての読売新聞のデータのとり方について記した。病院数は1228で大差ない。読売新聞は回収率53%と書かれていたが、週刊朝日は特に明記していない。治療数で数値の大きい病院順の表となっている。その表を治療法に関して並べ直してみた。外照射、小線源、小線源併用とをまずまとめ。
まずは以下は外照射に関して治療数の多いもの順の表である。
続いて小線源（小線源単独と外照射と併用を併せた数）治療を行った数の多い順である。
2013年に関しては小線源治療数上位病院にまとめたが、とうとう滋賀医科大が第2位となった。
最後に小線源と外照射を併用しての治療の数順の表である。
ベスト40（40位が2つあるので実数は41）のうち小線源と外照射を併用しての治療を行っている病院は半数以下である。
-----以下2018/03/06、07に追記
手術に関してもまとめた。週刊朝日には開腹手術（含む小切開手術）の値は記載されていないが計算して求め一覧に記載した。ロボットの手術数の多い順に以下に示す。
さらに手術の割合が多い順の表を示す。
-----以下2018/03/17に追記
P.89には以下のように書かれている。
週刊朝日ムック「いい病院」では創刊以来、「手術数」がいい病院選びの指標の一つになると考え掲載している。一定数の手術をおこなっていることが、医師の技術力や経験値を裏づけ、スタッフの習熟度につながるという考えに基づいている。
2018/03/04