Tendulkar氏の論文__救済放射線治療（10の病院）
Rahul D. Tendulkar氏を筆頭著者とする論文、J Clin Oncol. 2016 Oct 20;34(30):3648-3654.、full textを読んだ。
10 academic institutionsの追跡期間の中央値が5年である2,460人の患者が対象である。その内訳は以下のとおり。
GS ≤ 6 599人（24%）
GS 7 1,387人（56%）
GS 8 244人 (10%)
GS 9,10 230人 (9%)
被膜外浸潤 1,370人(56%)
精嚢浸潤 452人(18%)
断端陽性 1,434人 (58%)
ホルモン治療を受けた患者390人(16%) 中央値、6ヶ月
5年PSA非再発率は全体で56%だった。
救済放射線治療を受ける前のPSAの中央値は0.5 ng/mL (interquartile range, 0.3 to 1.1)
PSA値による5年PSA非再発率は以下のとおり。
0.01-0.2 71% (441人)
0.21-0.50 63%（822人）
0.51-1.0 54%（533人）
1.01-2.0 43%（341人）
PSA > 2.0 37%（323人）
救済放射線治療のPSA非再発率は50%とよくいわれるが、開始時期のPSAの値によって随分違う。
2018/09/29