小杉武久、ヤマタカEYE、和泉希洋志によるDavid Tudorの"RainforestIV"、ぴあ発売開始当日にチケットを獲得し、5月25日にスパイラルホールにでかけた。
チケットに記載されている整理番号に沿っての入場だったが、会場は自由に歩きまわれるものだった。オブジェは吊り下げられたり、床に置かれて、電子音が絶え間なく流れる。3人のオペレータは厳かに司祭のようにオペレートする。へんてこな髪型のガリガリに痩せた怪しい雰囲気の人がヤマタカEYEだと思ったが、確信をもてず、恥ずかしながら、刀根康尚パフォーマンス以来に会場で会った神山さんにきき、確認した。
会場の真ん中あたりに立ち、身を電子音にゆだねる。四方から聞こえる音につつまれて、幸せな気分になる。それは、たとえば、菅井さんの絵をみて感じる幸福感が長く続くものだ。このような至福な時間をもてることに感激したのか、涙腺はゆるむ。
入場を待っている若人をみて、イベントでは最長老かと思っていたが、会場には松平頼曉さんのお姿を拝見した。最近、出不足気味だが、気楽に出かけようと思った。
＊ 神山さんが丁寧な評を書いている。