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俳句33
俳句33
俳句を学ぶことの意義、それはなかなか見いだせない。
流感や運河の水は極淀み
風は過ぎ桃の実冷えるまでの時
秋冷にロ
ー
ストポ
ー
ク消え失せ
毛玉とり小さな道を進み行く
小石落とす秋の空気に音は澄み
目に嵐思いがけない秋の別れ
秋寒しカ
ー
ブの向こうに廃団地
霧の中封筒開けず文字は見ず
林檎を見るセルロイドの目見ひらきて
冬の朝口笛かすれ凍る息
