SBRT 系統的レビューとメタ分析
前立腺がんの根治治療として2016年の04月から保険適応となったSBRT、欧米ではかなりの実績のある治療だ。
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2019 Jul 15;104(4):778-789.、full textを読んだ。6116人の患者を含む38の論文の系統的レビューとメタ分析を行った論文である。前立腺SBRTは、1フラクションあたり5 Gy以上の10未満の治療で提供される治療として定義したものである。
92%、78%、および38%の研究には、低リスク、中間リスクおよび高リスクの患者が含まれていた。
33の研究（87%）がPSA非再発率に関するデータが書かれていた。
5年PSA非再発率
95.3%
7年PSA非再発率
93.7%
リスク分類毎のPSA非再発率に関しては以下のように書かれている。
リスクの高い患者を登録した研究では、リスクグループごとにPSA非再発率の結果を別々に報告することはめったになかった。
リスクグループごとの発生率を報告した研究のうち、低リスクおよび中リスクの疾患の5年PSA非再発率は、それぞれ96.7%および92.1%だった。
2019/08/27