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Future Listening!
1998年4月5日
Sayakaさんの"ANOTHER I LIKE"のページにテイ・トウワに関して印象的な言葉が記載されていた。
メガネ。
ジェリービーンズ。
デモテープ。
メールで代表的なCDを紹介してもらい、"Future Listening!"(FLCG-3004)を購入した。テイ・トウワは名前は知っていたが、きくのは初めてだった。
最初きいたときは、単に様々な音楽語法（ボサノバ、インド音楽、テクノ他)をたくみに使用した才気走ったアルバムとおもった。何度かきいていたら、そのタイトル通り未来の、それも近未来を志向した音楽の試みだとおもった。airportの比喩もおもしろい。各々の曲がon timeにtake offする。その行き先は単なるPOPではなく、ある豊穣を秘めた地平をめざす。
中で気に入ったのは4.Luv Connectionだ。坂本龍一のピアノが軽快にサポートし、覚めた気分にさせる。また、最後の曲、Dubnovaもなかなかいい。リズムは一瞬つんのめり、立ち止まらせ、終局へと向かう。
----人工的で心地よい均質の空間へ
CDケースの裏には以下の文が記載されている。
このCDには、製作者の意図によりノイズが入っている個所があります。
しかし、私はノイズを聴き取ることはできなかった。それは、多分、私はいまや、ノイズと楽音を区別する耳を失ったからだろう。
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