年末の慌しさの中の日曜の夕刻、Yahooオークションで落札した"DRIVE TO HEAVEN, WELCOME TO CHAOS"を聴く。Executive Producerが玖保キリコということで、様々なタイプの音楽が集められている。統一はとれていないが、楽にきける。解説で細川周平は以下のようにいう。
このコンピレーションのような「薄い」音楽の軽やかさは貴重だ。それは、例えば、Tipographicaが12曲めの曲"Rhythm Mountains〜Tanker"での「リズムのノリ」といったものもアルバム全体の混沌の中に溶け込む。もちろん、相変わらずのJohn Zornの曲Purged Specimenのサックスの少しのはげしさもそれがFred Frith-Stay That Wayに続き、その幾分かのノイズに気分は転換される。
といった玖保キリコのプロデュース力に脱帽したといったことはいくらいっても語りつくせない。中で一等きにいったのは、最後の曲板倉文−Lotusだ。ストリングスのバックに重厚なドラム、そうして、美しいメロディーの板倉のギターが続く。メンバーは以下の通りである。
* 板倉文 (guitars)
* 青山純 (drums)
* Mecken (bass)
* 清水一登 (gamelan)
* 斎藤ネコ (violin)
* 栄田嘉彦 (violin)
* 山田雄二 (viola)
* 藤森亮一 (cello)