サウンド・アート展にいったとき、ICCでもらったチラシにはこう書かれている。
花咲き乱れる皐の月、スラップ・ハッピーがやってくる。
宮島達男展の帰り寄った新宿タワーでFred Frithの"TRAFIC CONTINUES"を手に取る。その近くに後2枚しか残っていないSlapp Happyのデビューアルバム"Sort Of"(Blueprint Records:BP318CD)を見つけ、フリスのものを元に戻す。
帰宅後、早速聴く。 Dagmer Krauseの澄んだヴォーカルに驚く。軽やかに、様々な曲想が紡ぎだされる上質なPOPであり、実に新鮮だ。特に"I'm All Alone"がいい。
I'm all alone in the world.その感傷は浮遊する｡ジャケットの合成されて宙に浮かぶようにみえる帽子を被った水着の女性のように｡ また、Peter Blegvadと共に歌う"Small Hands Of Stone"もいい｡曲はインストルメンタルだけの"Sort Of"に続き、"Heading For Kyoto"で終わる。
スラップ・ハッピーは5月26日、京都・京都大学西部講堂でどのような演奏を行うのだろうか｡